一円電車と明延鉱山

 
明延鉱山は日本一の錫(スズ)鉱山でした。そしてこの鉱山町から、1円で乗れる電車が走っていました。その名も「一円電車」。
小さな車体で、鉱山の従業員や町の人たちを運んでいましたが、閉山とともに一円電車は廃止。

それから20年たった2007年に仮設軌道で悲願の復活を果たし、さらに3年後の2010年に住民やボランティアの手で社宅跡の広場に軌道が敷設されました。

 
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一円電車とは

明神電車の運行開始は昭和4(1929)年、明延で採鉱された鉱石を神子畑(みこばた)選鉱場までの約6キロを、鉱石を運搬する電車でした。
昭和20(1945)年からは、鉱山従業員の通勤用としても利用され、昭和24(1949)年からは一般の乗客も運ぶようになりました。客車には「くろがね」「白金(しろがね)」「赤金(あかがね)」などの名前がつけられて親しまれました。

昭和62(1987)年、明延鉱山の閉山によって一円電車は廃止されました。

それから20年を経た平成19(2007)年11月30日に公表された、近代化産業遺産認定遺産リスト(経済産業省)において、「明神電車と蓄電池機関車」が選定され、同年に開催された「第1回 ふるさと明延まつり」では、一円電車用に仮軌道を敷設して運転を行いました。
20年ぶりの一円電車復活に、住民や関係者は大いに沸きました。

さらに3年後の平成22(2010)年、に住民やボランティアの手で社宅跡の広場に70mの軌道が敷設されました。
定期運行日にはかわいい車体「くろがね号」がこの軌道をガタンゴトンと走っています!